急に背中が痛い…【側弯症】4歳女の子

先日、4歳の可愛い女の子がお母さんと一緒に来院してくれました。
お母さんの話によると、数日前に縄跳びをしてから急に背中が痛いと言っていたそうです。放っておいてもすぐに治ると思い、しばらく様子をみていたそうなのですが、症状が改善されず不安になり当院へ連れて来てくれました。
女の子の話を聞いてみると、ジャンプをしたときだけ痛みがあるみたいで、それ以外の動作では全くの痛みがない事がわかりました。
そこで体の動作などを詳しく検査していくと、背骨の形にすごく特徴がありました。その特徴は、背骨がSを描くように曲がっている形です。どうやらこのSの字(側彎)が原因で痛みがでている感じです。
このような症状を側弯症と言います。
ぱっと見てかりにくい時は、前屈動作をさせると左右の肩甲骨の高さが違うのでわかりやすいです。

側弯症とは

側弯症とは脊椎(背骨)が側方に弯曲する病気です。原因はいろいろあるみたいですが、多くの場合は原因のわからない「特発性側弯症」が大部分を占めているようです。発症時期により、乳幼児側弯症・学童期側弯症・思春期側弯症に分類され、1:7で女の子に多く見られます。また湾曲の大きさ(コブ角)によって軽度(30度未満)、中度(30~50度未満)、高度(50度未満)に分類されます。側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下をきたすことがあると言われます。

側弯症の治療法

整形外科などでは、一般的にコルセットなどの装具療法と体操などの運動療法を用いられる事が多いです。高度の場合は手術適用となることもあるみたいです。
当院では、無痛でできるゆがみ調整と体操で、背骨や骨盤の歪みを整えて痛みの症状などを改善していきます。年齢や状態により異なりますが、成長期の年齢の場合、成長が止まるまでに良い状態を作っていくことをお勧めいたします。大人になってからの生活におおきく影響します。


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